WBC開催レポート

決戦前夜

10月24日、夕方。RMITの歓迎パーティーにおじゃましました。

台湾の蔡さん、中国の沈さんも参加していたので、出場者6名のうち4名が初顔合わせしたわけです。なごやかな笑顔の奥に、みなぎる闘志。

みなさん本気でチャンプを狙ってる。はるばる海を越えてやってきたんですものね。


ところで台湾からの一人旅だった蔡さん、千歳空港での入国審査のときに、渡航目的「ビブリオバトル世界大会出場」と書いたんだそうです。

で、ビブリオバトルって何?という事態になって、最終的には荷物も開けて調べられたのだとか。

蔡さんの勇気に感謝します。おかげで、2014年10月24日は、世界ではじめて、渡航目的に「ビブリオバトル」が登場した記念すべき日となりました。


いつの日か、新千歳空港で 「世界大会」って言えば、ビブリオバトルか雪合戦か、って尋ねられる時代が来るように、がんばります。

 

 

決戦当日

いよいよ決戦の日

25日、中島町の朝は少し曇っていましたが、午後からは晴れ渡って世界大会日和。

ほとなる君が雲を蹴散らしてくれたんです。ほとなる君は、雲には顔が効きますから。

 

到着するなり最終チェックを始めたバトラー二人。本気モード全開! こんなビブリオバトルの空気、久しぶりというか初めてかも。

そりゃ、世界大会ですものね。世界イチを狙うんですものね。

こちらもバトラーのひとり、室蘭工大生の張さん。座ると落ち着かないと言って、場内を歩きながら最終チェック中。


直前の打ち合わせ。司会と顔合わせをして、進行について確認し、発表順番も決めました。



いよいよ開会。司会は、いぶりびぶりぶ♪坂本くんと、ビブ部外崎さんの二人で。

バトラー登場。発表順に、左からマイケルさん、張さん、沈さん、原田さん、ペトロネラさん、蔡さん。

ビブリオバトル北海道公認コメンテーター・菅原氏。



1番目ということで緊張していたマイケルさん、紹介したのは「Hatchet」(手斧)という本。

2番目は張さん。

「科学論文の英語用法百科」

沈さん

「知日!知日!这次彻底了解日本(知日!知日!今回日本を徹底的に知ろう)」



原田さん

「友罪」

ペトロネラさん

「Black Beauty」(黒馬物語)

蔡さん

「奇怪ねー台湾 一個日本女生眼中的台灣」(変だねー台湾 ある日本人女性の目から見た台湾)



途中から観戦した方は、立ち見になってしまいました。

室蘭市長も途中から観戦してくださいました。お忙しい中ありがとうございます!

全員の発表が終わり、会場のみなさんに投票用紙を使って投票していただきました。バックヤードで集計中・・・・・



初代世界チャンプは、

蔡さん「奇怪ねー台湾 一個日本女生眼中的台灣」(変だねー台湾 ある日本人女性の目から見た台湾)に決定!

実行委員長から認定証、そして副賞として室蘭のレトロ町並み(写真)が贈呈されました。

他のみなさんには、「WBCファイナリスト」認定証が贈呈されました。



というわけで、第1回ビブリオバトル世界大会は大盛況のうちに、めでたく終了しました。

ご来場下さったみなさま、どうもありがとうございました。

 

紹介本は、<口演情報>ページに掲載しますので、ぜひご覧下さい。